フィリピン ハゲ ちゃびん日記

フィリピーナと結婚し、1女を設けてしまい。フィリピンに滞在すること事を決意。既に、数年を経過。。。フィリピンから見た日本そして、日本人から見たフィリピン。何が正しく、何が間違いなのか、混沌する世界をさておき、ひたすらに、文化の違いに悪戦苦闘する日々を綴る

夏だ、繁忙期だ、フィリピンだ。(フィリピンの商売取説)

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はい、ついに来てしまいました。フィリピンセブエリア(リゾートエリア)の繁忙期、近年は、韓国人、日本人、のみならず台湾人、そして増加傾向の中国人とアジアンリゾートとすっかり定着してきて、何よりです。

ただ、この時期以外は、「のんべんだらり」しているおかげで、体がついていかないです。日頃の鍛錬は重要です。

 

80名の団体台湾人に、わたくしが今日の予定を説明します。言っているすぐそばでスタッフが勝手にスケジュールを変更します。

「こっちの方が早い サー」
「ちょっと、待って、それじゃ後々確認ができなくなっちゃうから。。。」
案の定、2名様忘れるハプニング、フィリピン初心者はこれで頭を抱えてしまうのでしょう。私ほど、フィリピンマニアになると、そんなの予想済みです。ちゃんと、予備のバンを手配しております。最後に、私と2名様でVIPクルージングという事でご納得頂けました。

「だから言ったでしょ」とも言いません。何度、怒ってスタッフが突然いなくなったでしょう。笑顔で、では「こうしよっか」とハプニングが起こる度に、修正作業です。

おかげで土日は睡眠時間僅かの2時間。帰れば、私の事をまるで信じない奥さんは「なぜ?また、どうせ他の女と。。。」もう、良いのです。私はブッダ。無我の境地。パンチドランカーです。

 

フィリピンで仕事をするならの鉄則

1、誰が悪い?
必ず、フィリピンの人は何か起こった時は、誰々が悪く、私ではない。と言います。まずは丁寧に説明しましょう。誰が悪いは問題ではないのよ。お客様は我々の会社に言いたい事があるの、「まず聞いて!」フィードバックしましょう。

2、顧客との情報共有プロセス
情報共有が苦手です。ボスに報告すれば、それで済んだと思ってしまいます。報告の後に結果をしっかりお客様へレスポンスを返す必要があります。それが、例えお客様の納得いく結果でなくてもです。連絡メモをとる様にした方が良いでしょう、ボスへ報告でチェック、お客様へのフィードバックでチェックで消える様にする。後は何度も、何度も言いましょう。

3、連絡は必要以上に小まめに
私は、連絡する際は、必ず同じ連絡をマネージャーだけではなく、関連部署にも、その下にも直接連絡します。(指示分類毎に関連部署と共有チャットを作るのが良いでしょう。マネージャーの下の人間にはメールするのではなく、話しかける。「〜聞いた?」)非常に手間もかかり、面倒ですが、、、今、私がたどり着いた一つの答えが、とにかく現場が知らなかった。逆に、現場からの報告がなかった、この現象を無くす努力が必要。

 

まとめ:
誰も見ていないブログの為、少しフィリピンの方の悪口になってしまうかもしれませんが、とりあえずご勘弁ください。一つ言いたいのは、私は比較的彼らをリスペクトしています。彼らの家族に対する思い、友達に対する思いは非常に強く、互いを大切にします。その為、良い親類関係に恵まれれば、色々と助けてくれます。

但し、その反面、仕事に対する執着はありません。理念もありません。社会貢献などと言う言葉は教会の「ドネーション」が全てです。

残念ながら、他人の気持ちに立って、物事を考える事が苦手な為、自分の「早く帰りたい」という気持ちが優先されます。少し知恵のある大卒フィリピン人は労働法を盾に、会社への協力をいくらでも惜しみます。なぜか、みんな自信家です。

解決方法としては、何でも良いのでポジションをあげる。〜Managerという肩書きが良いでしょう。少し、仕事にプライドを持ち始めます。後は、組織を意識させて、ピラミッドを作って見せる。少しだけ、競争心を奮い立たせてあげましょう。そして、連絡網の徹底です。これで大抵のクレームは防げます。

最後に、「フィリピンだから」を言い訳せずに、お客様へ「ひたすら謝る、心から」

さあ、やってまいりました「涙のピークシーズン」