「奥さん」がケータイ売っちゃった。
フィリピン妻を持つとよくある出来事。
親戚関係がお金がなくなると、またはお金に困ると、「お金を貸してくれ」。
私の”奥さん”の実家はそれほど貧乏な家庭でもなく、椰子の油の小さな工場を経営している、しかし最近は運営もうまくいってないようで、工場を売りに出すとの話は聞いていた。
今、工場を売りに出しているそうだ。
嫌な予感がしたが、予想通り”奥さん”より「妹の学費が払えないようで、お金を貸して欲しい」とのコメントが。。。
人によるだろうが、私の考え方として、一度貸してしまうと、次回から断る理由がなくなる。まず返ってはこない為、一度仕送りが始まってしまったら覚悟が必要だ。
それに、「何で貯金しないんだ。」という日本人として当たり前の思い。以前はそれなりに羽振りの良さそうな暮らしぶりだった。
結果私は、”奥さん”にしかとされたり、険悪になりながらも、頑なに断った。
そしたら。。。。1週間後。。。
”奥さん”の携帯がない。ちょっと仕事の都合で帰宅を遅くなる旨を伝えようと、鳴らしたが鳴らない。どうしたんだ?と訝知りながらも、帰宅する。
「Sorry, Late arrival. But I don't know why I cannot approach your phone..」
その夜、涙ながらに”奥さん”は告白する。
「I’ve sold my phone. That’s why...」
繋がらない訳だ。
3,000Phpで売ったらしい、そして家族にそのお金をを送ったらしい。(1,000Php =約2,500円)私は頭を落とす。何なのだろう、この人達は。
翌日、新しいが型遅れのI-phone5を買いに行った。大分安くなってても約8,000Php。
この人達はバカじゃないのかと思う。だったら3,000Php渡した方が、ずっと安上がりである。ショッピングモールの帰り道、"奥さん”は言う「Don't tell my mother. She doesn't know about it.」
”奥さん”は私にお金の無心することを諦め、自分の携帯を売ったが、それを家族には知らせていないらしい。”奥さん”曰く、お母さんに心配をかけたく無いとの事。。。実に立派な心がけだ。
私の心配事は増えるばかりである。。。