フィリピン ハゲ ちゃびん日記

フィリピーナと結婚し、1女を設けてしまい。フィリピンに滞在すること事を決意。既に、数年を経過。。。フィリピンから見た日本そして、日本人から見たフィリピン。何が正しく、何が間違いなのか、混沌する世界をさておき、ひたすらに、文化の違いに悪戦苦闘する日々を綴る

アジアと中国と日本

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diamond.jp

またまた、ダイヤモンドオンラインの記事です。中国の観光客の方々、日系企業で働く方の本音と思われる部分が記載あります。

現在、フィリピンのセブエリアでも、韓国、日本からの旅行客様が伸び悩んでいる中、中国からの旅行客様は前年比2倍の伸びで、現在韓国から150万人(No1)程度、日本からは60万人程度(No3)という頭打ちになっている状況で、あっという間にNo2に躍り出て、来年はNo1になってしまうであろう国、「中国」です。圧倒的なボリューム、と金額的なシビアさ、でセブを観光業界を恐々とさせている状況です。

 

特に、こちらでも言われるのは、中国のキャッシュレス、ペーパーレス社会の先進性です、上記のブログでもありましたが、日本もフィリピンもまだまだ現金社会で、なかなか現金所有感覚から、抜け出せない、また原紙保管文化からも抜けられない。。。そういう意味ではフィリピンも日本も変わらない部分があります。

 

これは、日本の印鑑文化や、偽造が難しい紙幣等、高度な技術への信頼性が、日本の場合は遠因となっているのでしょうし、フィリピンの場合に確実にネット環境のインフラ不足でしょう。いずれにしても、新たなステージへ踏み出すのは、どんな物事であれ、怖いものです。既存の価値をどこか一部、場合によっては全て捨て去る勇気が必要です。それは、不透明で不安がよぎる、大変な作業かもしれません、希望に満ち溢れる新たなステージへの船出はないのかもしれません。

 

日本に年に1度程度、帰る機会がありますが、いつも思うことは、「日本は変わらないな」という感想を持つことです。株価が高値が続いているとか、企業収益が過去最高とか、そんな経済を横目で見ながら、帰りの成田空港から京成線スカイライナーの景色はフィリピンに最初来た時と何も変わらない景色が広がります。たぶん、これが実感ではないでしょうか?私が言いたいことは、日本は変わっていない、けれど、他アジア諸国が刻一刻と変化を遂げる中で、日本は変わらない。つまり、相対的な外から見た日本は、認識者の意識が変わっている分、日本の価値は変わっているのだということです。


今の日本の価値は、どこか郷愁を感じさせる、伝統文化が残り、安心安全に暮らせる国。”人が優しく、高齢化している成熟した社会”ではないでしょうか?
ハイテック、最先端、物価が高い、これは既に日本の過去のイメージです、フィリピンでもマニラ都市部は東京と変わらない場所はあります。他アジア主要都市(香港、マカオ、上海、クアラルンプール、シンガポール)は、多少違いがあれど場合によっては東京より割高に感じる事が多々あるかと思います。これが、今現在の状況ということをやはり把握した上で、日本の戦略を考えないと間違う事があります。

こんな事は常識として既に、知っている方がたくさんいるでしょうし、改めて言われる必要ないよ。という方もたくさんいるでしょう。

 

しかし、まだまだ、日本の方で、「日本凄い」に洗脳されすぎている方が、個人的なネット環境上たくさんいらっしゃるようなので、逐一ブログでご報告しております。勘違いして頂きたくないのは、「日本がもうダメだ。」と言っているのではなく、私はマーケッティングやセールスをやってきた人間なので、その物やサービスを販売する際の戦略やプロモーションの仕方は、その物やサービスをよく知る必要がある、という単純な事で、それを間違うと詐欺にもなるし、遺恨も生まれるし、期待も下回ってしまいます。でも、的確な戦略とプローモーションを行う事で、顧客(市場:金の出し手)にさらなる満足や、さらなる価値が生み出せる、日本的に言うならば「もったいない」と思うのです。

 

最も基本的なマーケッティングリサーチは、まず「己のを知る」事から始まります。自分達の商品価値をを知る事が新たな市場開拓、価値創造の種になるのです。