フィリピン ハゲ ちゃびん日記

フィリピーナと結婚し、1女を設けてしまい。フィリピンに滞在すること事を決意。既に、数年を経過。。。フィリピンから見た日本そして、日本人から見たフィリピン。何が正しく、何が間違いなのか、混沌する世界をさておき、ひたすらに、文化の違いに悪戦苦闘する日々を綴る

フィリピンテロリスト鎮圧(ラナオ市〜マラウェイ市〜イリガン市)

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毎月、奥さんの実家に帰る中で、先日の週末はちょっとしたお祭り騒ぎでした。テレビもマラウェイ市に黙祷を捧げ、犠牲者の冥福を祈る的な番組が放送され、まあ、色々と破壊されましたが、何とかフィリピン政府側が完全鎮圧に至ったという事です。

道路はガタガタ、まだまだ至る所でチェックポイントはありましたが、平穏を取り戻した。と言って良いと思います。(とにかく良かったです。観光業に影響ありますから)

奥さんの実家のラナオ市から、マラウェイを横目にイリガン迄行くバスがあるのですが、その本数も紛争中よりずっと増加し、以前の本数に戻っているように思いましたし、何よりバスにギュウギュウに人が集まる姿は、以前の活気が蘇り良かったです。

そのおかげでイリガン市(マラウエィに一番近い大都市?中都市。)求人ラッシュで、なぜか奥さん迄応募して、夫婦ゲンカという珍騒動。働きたくて、お誘いがあったのはわかりますがセブにいるのになぜイリガン?何事も計画性がなく、行き当たりばったり。。。まあ、何れにしてもイリガン市に求人が増えている事は、人が戻っている証拠で、これからはミンダナオ本当に面白いと思います。

実際、私はタガログエリア(ルソン島周辺)は詳しくないのですが、ビサヤ地区(セブ以南ミンダナオ含む)については長く滞在しているため、詳しいです。ほとんど食品関係はミンダナオよりやってきて、土壌も良いそうです。現地の人は「リッチランド」と言っていました。最近ではエビの養殖も行っており、中国人の投資家連中の中で、結構流行っているみたいです。

 

わかった事1
テロリストグループは鎮圧された際も、大量の紙幣(キャッシュ)を持っていました。
基本、ムスリムエリアの人々はお金持ちは少ないです。(例外はあります、ディマプロ家はムスリムですがお金持ちです、市長やってたり、大使をやっていたりします。以前話したフィリピンの縁故主義)勿論、カトリック系庶民がお金持ちかというと、そうでもありません。結局は華僑の子孫(Chinoi)もしくはスパニッシュ系(弊社オーナー)というどちらかに分類されるお金持ちが殆どのようです。ですが、ムスリムエリアに行くと比較的裕福ではない、貧しい家庭が多いように思います。また、学校も基本カトリックの為、ムスリムは小さい子供時から、道端で商売をしていたりします。でも、、、テロリストグループは大きなお金を持っていました。

 

わかった事2
マラウエィ市長は殺されましたが、噂によると彼が内通者で、テロリストの手引きを行ったと言われております。また、今回の流れと関係あるかどうかはわかりませんが、オザミス市長も薬物売買の疑いで殺されております。オザミス市は港も空港もあり、彼はカトリックですが、彼も関わっていたのでは?と邪推しております。(私見です。)ドテルテ大統領は彼が最初に発砲したという報告を行っておりますが、現地では誰も信じておりません。ちなみに、奥さん、子供も皆殺しです。フィリピンっぽいですね。

 

いずれにしても、ミンダナオ西部のムスリムエリア周辺は今後、本当に面白いと思います。セブ島ミンダナオ島の間のボホール島はリゾートエリアとして目下注目の的で、現在国際空港建設中ですし、そのすぐ下がミンダナオ西部になります。セブ島からも近く、何よりも、マニラと比較しても、まだまだ人件費が格段にやすい。(フィリピンは現在地域格差もすごいです。)正直、私見、たっぷりで恐縮ですが、人は本当に良い。マニラやセブの大都市圏では、外国人を見ればお金をふんだくろうという輩(やから)が山のようにおりますが、逆に都市化されてないエリアは、まだまだ人間が素朴で、嘘をつかない。それに、ミンダナオの田舎の方が、都市部より、食事に困らない。南国特有で、バナナは庭に生えているし、お米は下手したら3毛作ぐらいできるんではないかというくらい、食べ物は安いので、お金に対する執着(ありますが。。。)都市部の人よりは薄い気がします。実際、ココナッツオイル等はそこから原材料はきます。個人的には治安リスクがなければ、非常に面白いこれからのエリアだな、と思っていますので、今回の無事鎮圧は家族共々、胸をなで下ろしております。

 

ちなみに、奥さんの誕生日は急いで、ピアスを購入し済ませて事なきを得ました。