フィリピン ハゲ ちゃびん日記

フィリピーナと結婚し、1女を設けてしまい。フィリピンに滞在すること事を決意。既に、数年を経過。。。フィリピンから見た日本そして、日本人から見たフィリピン。何が正しく、何が間違いなのか、混沌する世界をさておき、ひたすらに、文化の違いに悪戦苦闘する日々を綴る

フィリピン独り言1

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実は、私は日本で普通にサラリーマンをしていた。別に、ブラック企業でも何でもない、当たり障りのない普通の企業だ。別に待遇は悪いわけでもなかったが、退社後、現在、フィリピンで慎ましく生活をしている。

 

営業部門で、1部上場の100%子会社。比較的安定していた。成績はそこそこ?で、よく転勤で飛ばされた。その為、地方にいる事が多く、当時付き合っていた彼女とは、入社3年目だったか、4年目だったか、別れてしまった。

既に、バブルは弾け、前年対比を守る事がやっとの中、目標予算は110%〜120%の設定でなければ、認めてくれない。特に、待遇が悪くはなかったが、私個人の意見を言えば辛く、幸せは感じれなかった。それでも、何とか、小さな事業所へ行っても、数字を出す為の努力はした。

 

彼女と別れた後、新しい彼女もできず、夜な夜な接待でのキャバクラ三昧であった。土、日はクライアントさんとゴルフ。気づけば、会社以外の事は全く無くなってしまった。仕事は嫌いではなかったが、酔っ払ってキャバクラから帰り、ネクタイを緩め、シャワーを浴びずに、ベットに突っ伏す。そんな生活の連続だった。

選挙になれば、選挙事務所へ応援、手伝い。建築資材関係の営業だった為、そんな事ばかりであった。朝から晩まで、携帯は鳴り響き、便利さは、何か不自由に感じた。

 

今、逃げるようにフィリピンに来て、幸せに暮らしている。収入は、激減したが、それでも、今の方が幸せだと思っている。

 

フィリピンに訪れた日本人は、フィリピンの全ての質の悪さに、驚きと嘲笑するのは間違いない。サービス産業の質の悪さはピカイチである。彼らは、他人の立場に立って物事を考える事が苦手なのだ。まず、自分が一番。

レジ打ちながら、携帯を眺め、列をなしていても、気にしない。ビニール袋をないのに気づいて、取りに行く、(事前に用意しておきなさい。)。

お客様がどう感じるか?皆、気にしない。強く注意すれば、「仕事や〜めた」といなくなる。給料日が遅れようならクレームの嵐だが、自分の遅刻はどこ吹く風。

 

数字必達と焦る、焦燥感もなければ、ビルから飛び降りてしまった友人のような悩みもない。他人を思いやる気持ちは、忘れないよう心がけているが、自分を大切にする事がまず健康的に生きる事には大切だと、教えられた気がする。

 

そんなフィリピンだからこそ、未だに目の前の道路工事が続く。もう半年。いつ、終わるのだろう。車が入ってこれず、すっかり売上が落ちています。