フィリピン ハゲ ちゃびん日記

フィリピーナと結婚し、1女を設けてしまい。フィリピンに滞在すること事を決意。既に、数年を経過。。。フィリピンから見た日本そして、日本人から見たフィリピン。何が正しく、何が間違いなのか、混沌する世界をさておき、ひたすらに、文化の違いに悪戦苦闘する日々を綴る

フィリピンから日本を考える

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ふとした瞬間にいつも、考える事は、日本の将来です。
フィリピンに住んで、家族もフィリピンに住んでいても、やはり日本が気がかりになるのです。不思議な事ですが、本当です。やはり、アイデンティティーとは損得や利害を超えたところにある自分の帰属意識の根本だな、と日々感じてしまいます。

日本は世界でも類をみない程の低成長率で、中国には既に抜かれ、すぐにインドに追い越されると言われています。一人当たりの生産性は先進国でも低い部類です。

 

なぜ、なのでしょう。
実は、アジアに出てみると、これに対する答えはすぐに見つかります。日本の中にいると中々、わかりづらいと思いますが、非常に単純な構造です。

1、アジアや中国製品、性能の軽視。
今や、携帯、パソコン等の日本が得意とした電化製品分野は中国製品に取って代わられ、韓国のSomsongが唯一頑張っているという状況でしょうか。もう、安くて、日本製品と同性能商品が溢れかえっています。特に、中国製品の性能は昨今、全く日本製と遜色ないレベル(素人目に見て)まで上がり、されに安い為、もう現在では、日本製との差別化は難しくなっています。これは、将来的には車でもそうでしょう。韓国車、Hundai, Kiaという韓国メーカーのみならず、TATAというインドメーカーも台頭しつつあります。

2、発展途上国との貨幣レートの差は、もう使えない。
以前は、日本の工場が発展途上アジア諸国にあり、日本企業の本部が日本にあり、技術管理をしていたのが、もうアジア諸国が独自に製品を開発、生産できる状況になってしまいつつある事です。特に、中国は物凄いスピードで追いつき、追い越し、既に全て揃っています。他アジア諸国でも時間的な差はあれど、大きな流れは変化しないでしょう。以前、中国経済をバカにしていた方々は、反中という感情論で経済を大きく読み違えた事でしょう、また、だからこそ今の日本があるのかもしれません。

 

3、労働分配率は上がらない。
中国や他アジア製品と戦い続けている以上、労働分配率も、生産性も上がりません。彼らはもっと安い人件費でより効率的(開発費等も最初は模倣でしょう。)に多くの同等品を生産するわけですから、ジェネリック薬品と開発費用混みの新規商品を戦わせても、金額的に勝ち目はないでしょう。日本企業は対策として、最もやりやすい人件費を削り取る事以外に、何もやってこなかった、と言い切っても良いでしょう。これは、明らかに企業経営の新規商品の創造、新規マーケットの創造という、先進国がやるべきトップランナーとしての経営を行って来なかったという事が言えます。(勿論、全ての企業はそうでないにしろ、大概は既存の効率化のみで、新たな付加価値の創造をしなかった結果、長期的視野に立った経営がなかった結果)そして結果として、労働者への賃金を圧迫し、日本市場迄も大きな打撃を受けているのです。悪循環です。


まとめると:
結局はグローバリゼーションの波は否応無く、刻一刻と世界を覆い、昨今の、労働者移民を受け入れる、受け入れないという議論は全く遅く、既に低賃金での労働者というアジア諸国の民が単純労働者というのみならず、自立生産もできるようになり、彼らの製品という形で、今、日本の競合として眼前にあるという事実です。


では、どうすれば良いのか?:
上記を書いていくと、もうそれは亡国の流れは抗えないような、そんな憂鬱な気分になるかもしれません。しかし、私は、そうは思いませんし、思いたくないのです、きっとこれがアイデンティティーを根源とする、思いです。

 私の考えは、日本の政府が取り組んでいるような、観光産業のインバウンドでもなければ、軍需産業原発産業の大型輸出産業でもありません。我々は、まだまだ発展途上国には無い、たくさんの、細かな「ノウハウ」を持っているのです、個人でも企業でもです。それを海外へ輸出するのです、ハードではなくソフトを、例えば「スタッフ管理マネージメント」「生産工程マネージメント」まだまだ、日本は細かな部分では世界一なのです。我々は、なぜ「モノづくり日本」として世界を席巻できたか、それは個々の高い職業人としてのスキルです、そして、新人から達人まで育て上げる企業内教育や、その管理システムの質の高さ、です。それは”日本人だから”と奢らず、それを伝える事(時には各国の慣習にカスタマイズし)で、アジア諸国に貢献し、それが製品価値に付加できるはずです。それは営業職一つとってもなのです、名刺の渡し方、書類送る際の印刷しやすいように送る、請求書の見た目や、顧客案内文の見た目、とても単純で日本人はそんな事と思うかもしれませんが、私の日々の仕事はそんな事をいちいち目配せしてあげる事です。日本人が気付かなくてはいけない事は、日本製品の性能向上ではありません(すぐに模倣し追いつきます。)。それは、製品が届くまで、どのような管理で工程で顧客に届いたのか、そのプロセスを日本化する事でブランド価値を創造できる、そんな可能性を秘めた、素晴らしい緻密さなのです。

日本人はもっと、外に、アジアに出ていくべきです。それは、対等な立場でパートナーシップとして彼らの産業発展に寄与し、そして将来、必ずや日本に寄与するはずです。

あるブログを読んで感じる事(フィリピン人はなぜ働かないか?)

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ある人のブログを読んだ。
「フィリピン人はなぜ働かないか?」という表題で、フィリピンにいる人間として興味を持って読んでいた。そこに書いてある事を要約すると。。。
1、気温。
2、スペイン占領。
3、働かなくても何とかなる。

という事であったが。。。全く賛同しないわけではないですが、少しフィリピン人を見下した感じがして非常な違和感を感じてしまいました。
(少し、フィリピンの人に肩入れしすぎですかね。。。)

1、気温について
確かに、フィリピンは年中夏ですから、冬の支度という習慣がないため、貯金や先の事を考えて行動する事は確かに得意では無いと思います。でも、これは直接的に働かない理由にならないと思っているのです。計画性のなさや、長期的視野に立った行動は確かに苦手かもしれませんが、レジに長蛇の列になる理由の直接的な理由ではないかなと思うのです。むしろ、フィリピンの労働者環境を知らないのでは?と思ってしまいます。

確かに、仕事に対するモチベーションは低いですが、なぜでしょうか?まず、給料が安いです。レジ打ちでもたぶん給料は4,000PHP~8,000PHP/月程度。(1PHP/2.3円程度)
しかも、6ヶ月間は試用期間で最低賃金以下(350PHP/日)で働かす事が可能で、大抵は6ヶ月以内に人は変わります。フィリピンでは人は使い捨てです。日本の派遣労働者よりずっとひどい環境で仕事をしているのが圧倒的多数なのです。職業の保証などどこにもなく、レギュラーworkerになれるのは一握りです。(大卒でもです。)
但し、レギュラーworkerになった途端、労働者保護法の元に置かれるため、色々と企業側の責任、また簡単に首にできなくなってきます。そのため、企業側は6ヶ月周期、場合によっては3ヶ月周期で人を変えていくんです。特にレジや販売員、レストランスタッフ等がその典型です。(特にショッピングモール販売員のスタッフその類です。)

2、スペイン占領
占領された歴史が長いので、自分たちで判断する事、政治の成熟度が低い。またカトリック文化に関しても「神様一番」の心情を原因にする文章もありましたが、そのあたりは賛同します。しかし、本当にそれだけなんでしょうか?では日本は?政治の成熟度が高いですか?私は決してそうは思いません。
彼らはデモをしますし、それに対して変な言い方はしません。以前に職場の近くでデモがあり、スタッフに「あれ、なにやってんの?」聞いた時、「デモだよ、フィリピンは民主主義だからね。あれ、確か日本は違ったよね。」と言われた事があります。彼らの方が、よっぽど民主主義とはなんたるかを知っています。
アメリカ植民地から独立の際、彼らはアメリカが独立後も基地を置くのを反対しました。そのため、現在アメリカはフィリピン政府の要請がない限りは軍隊をフィリピン国内に置けない状況で、これはフィリピン憲法に明記されています。さて日本は?

 

3、働かなくても何とかなる。とは?ローカルの生活をしていれば1日150円程度で済むそうです。食事が40ペソ*2食、そして水は1ペソ、パンは5ペソ、その通りでしょ。でもね、、、バカにしてるんですかフィリピン人を?と思ってしまいます。
日本も同じでしょうが、今やモバイルがなければ仕事も探せません、いくらですかスマートフォンは?家賃はかからないのですか?電気代に至っては日本と同じ値段ですよ?
学費は?医療費は?。。。フィリピンの田舎に篭って、世捨て人のように生きていくのであれば通用します。それをフィリピンの子供達にいうのですか?「安く暮らせていいな」って。。。正直、またイラっとしてきました。
フィリピンを分かったかのようにお書きになっているブログですが、正直何も分かっていないのか、分かっているけど、フィリピンの将来や子供達の未来のような事はどうでも良いと思っているのか、どちらかでしょう。

筆者が、日本とフィリピンのギャップを思い、彼らは働かない人達と言って終わらせるのなら物事の表面しか見ていないとしか言えないです。働いても余りメリットがないのですよ。同じ人間はそんなにバカではないです。
私も気をつけないければな、と思ったのであしからず。

フィリピンテロリスト鎮圧(ラナオ市〜マラウェイ市〜イリガン市)

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毎月、奥さんの実家に帰る中で、先日の週末はちょっとしたお祭り騒ぎでした。テレビもマラウェイ市に黙祷を捧げ、犠牲者の冥福を祈る的な番組が放送され、まあ、色々と破壊されましたが、何とかフィリピン政府側が完全鎮圧に至ったという事です。

道路はガタガタ、まだまだ至る所でチェックポイントはありましたが、平穏を取り戻した。と言って良いと思います。(とにかく良かったです。観光業に影響ありますから)

奥さんの実家のラナオ市から、マラウェイを横目にイリガン迄行くバスがあるのですが、その本数も紛争中よりずっと増加し、以前の本数に戻っているように思いましたし、何よりバスにギュウギュウに人が集まる姿は、以前の活気が蘇り良かったです。

そのおかげでイリガン市(マラウエィに一番近い大都市?中都市。)求人ラッシュで、なぜか奥さん迄応募して、夫婦ゲンカという珍騒動。働きたくて、お誘いがあったのはわかりますがセブにいるのになぜイリガン?何事も計画性がなく、行き当たりばったり。。。まあ、何れにしてもイリガン市に求人が増えている事は、人が戻っている証拠で、これからはミンダナオ本当に面白いと思います。

実際、私はタガログエリア(ルソン島周辺)は詳しくないのですが、ビサヤ地区(セブ以南ミンダナオ含む)については長く滞在しているため、詳しいです。ほとんど食品関係はミンダナオよりやってきて、土壌も良いそうです。現地の人は「リッチランド」と言っていました。最近ではエビの養殖も行っており、中国人の投資家連中の中で、結構流行っているみたいです。

 

わかった事1
テロリストグループは鎮圧された際も、大量の紙幣(キャッシュ)を持っていました。
基本、ムスリムエリアの人々はお金持ちは少ないです。(例外はあります、ディマプロ家はムスリムですがお金持ちです、市長やってたり、大使をやっていたりします。以前話したフィリピンの縁故主義)勿論、カトリック系庶民がお金持ちかというと、そうでもありません。結局は華僑の子孫(Chinoi)もしくはスパニッシュ系(弊社オーナー)というどちらかに分類されるお金持ちが殆どのようです。ですが、ムスリムエリアに行くと比較的裕福ではない、貧しい家庭が多いように思います。また、学校も基本カトリックの為、ムスリムは小さい子供時から、道端で商売をしていたりします。でも、、、テロリストグループは大きなお金を持っていました。

 

わかった事2
マラウエィ市長は殺されましたが、噂によると彼が内通者で、テロリストの手引きを行ったと言われております。また、今回の流れと関係あるかどうかはわかりませんが、オザミス市長も薬物売買の疑いで殺されております。オザミス市は港も空港もあり、彼はカトリックですが、彼も関わっていたのでは?と邪推しております。(私見です。)ドテルテ大統領は彼が最初に発砲したという報告を行っておりますが、現地では誰も信じておりません。ちなみに、奥さん、子供も皆殺しです。フィリピンっぽいですね。

 

いずれにしても、ミンダナオ西部のムスリムエリア周辺は今後、本当に面白いと思います。セブ島ミンダナオ島の間のボホール島はリゾートエリアとして目下注目の的で、現在国際空港建設中ですし、そのすぐ下がミンダナオ西部になります。セブ島からも近く、何よりも、マニラと比較しても、まだまだ人件費が格段にやすい。(フィリピンは現在地域格差もすごいです。)正直、私見、たっぷりで恐縮ですが、人は本当に良い。マニラやセブの大都市圏では、外国人を見ればお金をふんだくろうという輩(やから)が山のようにおりますが、逆に都市化されてないエリアは、まだまだ人間が素朴で、嘘をつかない。それに、ミンダナオの田舎の方が、都市部より、食事に困らない。南国特有で、バナナは庭に生えているし、お米は下手したら3毛作ぐらいできるんではないかというくらい、食べ物は安いので、お金に対する執着(ありますが。。。)都市部の人よりは薄い気がします。実際、ココナッツオイル等はそこから原材料はきます。個人的には治安リスクがなければ、非常に面白いこれからのエリアだな、と思っていますので、今回の無事鎮圧は家族共々、胸をなで下ろしております。

 

ちなみに、奥さんの誕生日は急いで、ピアスを購入し済ませて事なきを得ました。

 

やばいっす。。。

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今日、奥さんの誕生日です。


また、やってしまいました。完全に忘れておりました、先ほどメッセージがありました。どうすればよいですか。。。本当に焦っております。

こういった類の、記念日系は過去の人生振り返っても、ことごとく忘れる傾向にあります、もうこれは私の致命的なダメなところです。問題は起こしたくない、心から思っております。できる事なら、スマートに人生を生きたい。なんで、こんな事を繰り返すのか?手帳に記入していないから、意識が低いから、興味が無いから、ご指摘通りです。心の奥底に流れる、365日の内の1日、クライアントとの打ち合わせの方が大切。この穿った気持ちがいけない、その通りです。人間は変わらない生き物です。いくら頭で一度理解したつもりでも、繰り返す、私は現在、薬物依存、アルコール依存者と同様の悩み、そしてご指摘を頂いている事は重々承知でございます。

 

しかし、またやってしまった。日本人の彼女でも烈火の如く、キレる場面です。ましてや、そんな記念日の為に生きているようなフィリピン人奥さんであれば、想像を絶するような問題を引き起こしかね無いのです。「なぜ、それを分かってて?」本当です。

私は、今深く反省をし、途方にくれたフりをしています。今、私には解決策は、見当たりません。(普通に朝事務所に入り、アポイントもあり、帰りは遅くなるようです。)


メッセージがまた入りました。「You don't love me I know that...」

 

はい、来ました。このこれからの1連の「クダリ」はどれだけの時間を費やし、信頼関係を修復すれば良いのでしょう、正直怖いです。もう、面倒だと言って逃避したいところですが、奥さんは大事です。そこらへんのキャバ嬢とは違います、丁寧に接し誤解を解き、一語一語、丁寧に間違いが無いよう、誤解の無いよう、最大限の集中力で言葉を選択し、伝え無いとなりません。しかし、既に3年目、ことごとく忘れてきた記念日、私には今、説得力は皆無です、全て言い訳に聞こえます。。。

 

こういう時は、スタッフに聞くのが一番です。今まで、私だってそれなりに彼らのお世話を頑張ってきたのですから、こういう時くらい助けてくれても良いでしょう。

 

「I forgot my wife birthday. It's today.I recognise it now, But I didn't prepare anything」

「Really?... why!! ブラブラブラ、、、、、、」

 

はい、これは私の人柄でしょうか。私は上司であるにも関わらず、スタッフより厳しい指摘を稀に受けます。

今回も、藪蛇でしたね。

奥さんにのみならず、スタッフに怒られる。

はあ、、、周囲は敵ばかり。誰か、助けてください。。。


まるでお母さんから叱られる小学生のように「宿題やったの!!」

 

「分かってるよ! やろうと思ってたんだよ。
そんな言い方ないだろ。やる気なくなるわ」

 

と言いたいのです。40の中年ですが。。。

久しぶりの中で。

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奥さんが水疱瘡にかかる。治療費18,000PHP CDU ( Cebu Docter University )へ向かった結果、1錠360PHPの錠剤を50錠程買うハメになった。日本円にして43,200円。病院に行く度に思う。医療制度は日本が良い。フィリピンじゃ人が死ぬわけだ。病院には行けない。。。。そして3週間後、奥さんが完治したと思ったら、娘に伝染、、、現在水疱瘡中です。治療費、、、、子供用のお薬で若干安かったが、15,000PHPのお薬代金を請求される。日本円にして約36,000円程度。合計10万円弱の出費。私はなんとか払うことはできましたが。。。

結局お金なんてものは、庶民には縁遠いというか、誰かが配布するクーポン券のようなもので貯まらないようにできているし、貯まるように出来たいたら、ヨクヨク考えれば社会は回らないよな。と考えたりもします。

 

それでは、どうしたら良いのでしょうかね。分かりません。何せ、私が貧乏な庶民ですから、その答えが出た時には、もう少し朗らかに、病院費用を支払っていることでしょう。実際は、「あ〜あ。。。涙」といった心境です。しょうがないし、良くなってくれる事を祈るばかりです。

 

やはり、日本の医療制度は素晴らしい。つくづく実感するし、だからこそ高齢化社会では回らない、という事が体感的にわかる。でも、フィリピンの医療制度が素晴らしくない事も100%断言できるし、基本アメリカの医療制度と一緒なんですが、病院行く事が贅沢の極みみたいになる、特にローカルの人間にとっては1大イベントになってしまう、そりゃ1ヶ月〜3ヶ月分の給料が飛ぶわけですから、海外旅行へ行くような感覚と一緒でしょう。そしてまた、医者のお給料もさほど高くない。では誰が儲けるか?勿論、投資家やOwnerと呼ばれる人々で、彼らは別に医療の専門家でもなんでもない(但し、知識はあるでしょう。)そりゃ、高額の医療機器を揃え、その投資分の回収する事を考えれば、そんな金額になります。フィリピンではJICAの元幹部職員が設立した、フィリピンの病院も最近できたけれど、、、高額で外国人しか行けない。

なぜ?そんな病院をJICAが?これは、憶測ですが完全に技能実習制度を見越した動きで、日本の法規上は「技能実習」はあくまで技術移転で、就労とは異なるため、帰国後の日本で磨いた技術を現地に持って帰る場所が必要になってくる。そ、、、そのための病院設立です。(介護人員や看護師の外国人化)

 

まあ、頭の良い人たちはいっぱいいて、色々と考えるものです。但し、フィリピンにいると色々と見えてくる事がいっぱいある。世界は決して優しくない。貧困対策と謳っている、その背後でしっかり儲ける人たちがいる。結果、貧困は残るし、もっと言えば貧困がなくなったら、日本はやっていけない。彼らの、安い賃金の対価として、我々の現在の生活が成り立っている事も、事実。

JICAが全て悪いとは言っていない、末端の職員の方々やボランティアの方々は真剣に、フィリピンの「ド」田舎へ行って、必死で現地貢献を考えている。但し、その組織を動かす人々は、いかにその活動から利益を創出するかを考える、至って当然の事をみんなやっている。それは、結果的にマクロで考えれば、決して人に優しくないし、貧困の維持継続となる。簡潔に考えれば至極簡単で、投資した分の収益(年率)を考えて商売すれば、経済成長分以上の収益が欲しくなる、それは労働賃金上昇よりも大きな収益となるわけで、単純に考えれば小学生でも分かる算数で、格差は広がるのです。

 

ついている自分

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私は、なるべく運命とか、は信じないようにしている。

ただ、自分で言うのも何ですが、結構ラッキーです。ラッキーというと大袈裟かもしれないが、「やってもうた・・・・・」という時もあまり大事にならない。特に努力しているつもりもないが、続けていると凄い良い人に出会えたりもする。お金がなくなりそうになると、誰かが助けてくれたり。。

スピリチャルは信じていないので、理由は不明ですが。。。多分自己分析をすると、余り敵をを作りたがらないので、まあ「人から好かれやすいのかな。」と自分ながらに考えております。

 

それでは、本日のラッキーです。

以前、お世話になったクライアントさんが突然来て、日本酒を2本とそして「お小遣い」と言う理由で1万円もらいました。ラッキーです。

 

先日のラッキー。

日本や中国、カンボジア、台湾で学校や医療施設を複数経営する方と、遊びました。非常に面白い方で、(やはり稼いでいる方はバイタリティーあります。)最終的には、「私が酔ってしまう(泥酔です)」という失態をしたにも関わらず、翌日に謝罪すると「君が楽しんでくれて良いんだよ」の一言。ラッキーです。

 

フィリピンのラッキー。
日本人はお金持ちというイメージが強いフィリピンでは、「日本人」というだけで結構モテます。但し、それはお金があるからモテるという意味で、決して自分自身が持てているわけではない!。。。という自覚を忘れずに日々、遊び呆けておりますが、「奥さん」は自分が貧乏な事を承知で一緒になってくれたし、少ないお金で一生懸命やりくりしてくれる。それに、フィリピン人には珍しいくらい貞操観念が強い。(その為、非常に私自身が厳しい瞬間を迎える事もありますが、、、)

なんというか、色々な女の子と遊びましたが、(今も遊びますが。。。)「奥さん」が「奥さん」で本当にラッキーだな、と実感しております。(違うフィリピーナだったらケツの穴まで抜かれてそう)これもラッキー。

 

先月末のスーパーラッキー
弟は日本で小さな会社を運営しているのですが、家族単位でやっている小さなモノです。その為、家族内での送金、受金が結構頻繁に行われます。弟、何を思ったか、私に10万円振り込むという間違え、母親から連絡(母親に送るはずだったらしい、、理由はわかりませんが。。。)があって、「こうちゃん、間違って、お兄ちゃんに振り込んじゃったって。」「どんな間違えだよ!」(私、ほくそ笑む)。

母「まあ、良いわ、誕生日プレゼント」40に予想外の誕生日プレゼントIN JUNE。

 

結構、あげるとキリがない。まあ、そんなこんなで、自分のラッキーを思い返すのは、精神衛生上良いかもしれませんね。なんだか、今後、凄く上手く行く気がしてきました。「馬鹿か・・・」と思わず、一度お試しあれ。

多様化とマイノリティーと寛容性

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昨日、私を悩ませる事象が起こってしまった。本当に難しく、今もモヤモヤしたものが残っている。どうすれば良いのだろう。。。。

 

私の会社では色々なお客様が各国から来る、それぞれが大切なお客様です。要は、インターナショナルな環境の英語学校。それぞれの、国籍や宗教観は尊重する必要があるのは当然の事。各マイノリティー(LGBT)も受け入れている。

 

中東の生徒様が何やら、一人を囲んで物凄くモメテいる。スタッフに聞くと、「プライベートの事だから。。。」と歯切れが悪い。。

「色々な人が見ている前で、大声で喧嘩するのも、見栄え悪いから、僕のオフィスの中で話し合ったら?」と提案して、首をつっこむ羽目になってしまった。(その時点で私は、何が問題なのか分かっていない。)

 

良く良く聞いてみると、まずこの問題については2段階に分かれている。中東の生徒様のうち、6人の内3人が未成年だった。この3人がタバコを吸っていたとの事で、我々のスタッフが注意を促したのが、事の発端であった。

その中で、少年達が口々に名前を挙げた、もう一人の中東の人間がいた、仮に名前「A」とします。Aは未成年(15歳〜14歳)の少年達の部屋行ったり、遊んだり、仲良くやっていたのだが、その過程の中でタバコを勧めてしまったとの事であった。Aは成年であるので問題ないが、やはり未成年に勧めてしまってはダメだ。という事で、他の中東の成年2人がやってきて注意を促す。この注意を促した中東の成年をBとCとしよう。

一旦、Aは非を認め、少年達へは、「どんなに他人が勧めようとも、吸ってはダメだ」とスタッフから注意を促し、協力してくれた中東のBとCにスタッフ側から礼を言い、事なきを得たとの事だったが。その後、少年達の心変わりは早く、今度はすっかりBとCと仲良くなり、今度、少年達がBとCに、Aが少年達の体をタッチしてきた、と別問題として、告白したのであった。そして憤慨するBとCでAを相手に、少年達を代表し、まくし立てていたところに、私が通りかかり、部屋に案内するよう伝えた。との経緯だ。

 

中東では、ホモセクシャルやゲイは、非常な嫌悪の対象となる。勿論、タバコを勧めるなどは、論外で、反省してもらうべきであるが、BとCが言う、ゲイやホモを理由に「学校を今すぐ、退学させろ」という判断はできない、我々はどんな性趣向も尊重するべきであると考えるし、彼は自分の性癖から一人部屋に滞在している。確かに、少年らと交流が一見仲良しに見えたが、彼がゲイであるとは気づかなかった。BとCはAに、2度と少年達に近づくな、挨拶も[Don't say hi]するなという事になってきた。

一度、私はオフィスの中でスタッフを呼び、互いの意見をそれぞれ聞こう。と一方的な意見ではなく、双方の意見を聞くという形をとるように意見した。勿論、互いの意見は食い違い、Aは確かにゲイであるが、少年達へはフレンドリーの対象としか接してない、と主張し、BとCは、彼は危険であるから、即刻学校を辞めさせろと主張を繰り返した。

 

最終的には、私はイライラもあったのだが、「Please, stop」と声を荒げてしまった。ここは私の反省点である。いづれにしても、何の確証もない限り、簡単に退学にできない旨を伝え、かといって少年達が恐怖を感じているのであれば、取り除かなければならないとし、Aについては他の生徒の部屋には入室禁止を言い渡し、但し、Aについてホモ、ゲイを理由に退学がない旨をBとCには伝えた。

 

結論を言う、結果Aは自分の性趣向が知られてしまっては、今後学校生活は営めない、としその日の内に学校を辞めて出てしまった。その後、BとCも学校側のホモ、ゲイに対する扱い、それに対する少年達への保護意識が低いとして、最終的には声を荒げてしまった、「私」がBとC謝罪する形で現在、決着した形になっている。

 

多様化とマイノリティーと寛容性。

私には、何が正しい対応だったのか、未だにモヤモヤしている。彼らはBとCも最終的には学校を辞める、返金しろ、という自体になったので、最後は私から謝罪した。勿論、私が声を荒げて、彼らの言い分を制したのが気に食わず、彼らからすれば、少年達を守る「正義心」だった事は理解する。

 

今回の落とし所、どこだったのだろうか?未だに、正解が見えない。結果、会社の返金をゼロに納めるという仕事を全うしたのみだ。